GitHubのWiki-Roadmapが更新されていました。
フォーカスする領域
開発者体験
開発者が愛するSDKにする。
- 一般的な問題を解決するWidgetやPluginの作成
- 既存のAPIの整理
- 頻繁に見られるパターンを簡素化するための新しいAPIの導入
- エラーメッセージの改善
- 開発者ツールとIDEプラグインの改善
- 新しいLintの作成
- フレームワークとエンジンのバグの修正
- APIドキュメントの改善
- より有用なサンプルの作成
- Web上でのホットリロード
- Dart-to-JSシナリオでのスタックトレースを改善
Desktop
デスクトップサポートをstable
チャネルにあげる。
Windowsに始まり、Linux、macOSと一つづつプラットフォームをテストし、リリースする予定。この取り組みの重要な部分として、リグレッションテストスイートを拡張して、既存のコードを壊すことなく拡大すること。
Web
以下の改善、向上に取り組む。
- パフォーマンス
- プラグインの品質
- アクセシビリティ
- アクセシビリティ
また、FlutterアプリをFlutter以外のHTMLに埋め込みやすくする予定。
フレームワーク、エンジン
Materialライブラリを更新して、Material 3をサポート予定(issue)。これは主に、Androidに忠実に向上させるためだが、プラットフォームに限定されない。cross-widget text selection
なるWidgetを実装したい。これは、ウェブプラットフォームにより忠実であるという目標を達成するためだが、ウェブに限定されるわけではない。
デスクトップのテキスト編集やiPadOSの手書き文字認識など、全てのプラットフォームでテキスト編集を改善させたい。
デスクトップとWebに対して実装されるOSに沿ったコンテキストメニューやメニューバーをリリースする予定。
また、ホストOS(特にmacOS)に沿ったメニュー(コンテキストメニューとメニューバー)をリリースする。
プラットフォームに限らず、単一のIsolateから、複数のウィンドウへのレンダリングをサポートすることを試みるつもり。
Dart
静的メタプログラミングのような大きな機能と、パッケージのインポート構文の改善を含むいくつかの小さな改良を行う。
また、WasmGC
のタイムリーな標準化に応じてWasm
へコンパイルするために、Dartのコンパイルツールチェーンを拡張する予定。
Jank
2021年にはjankに関する多くのissueを解決してきたが、シェーダーをどう使うか再考する必要があると結論付けた。その結果、グラフィックスのバックエンドを再構築していった。
2022年には、iOSのFlutterを新しいアーキテクチャに移行し、その経験に基づいて、他のプラットフォームに移植する作業を開始していく予定。また、新しいDisplayListシステムが実現した機能など、パフォーマンスの向上やパフォーマンスの自己観察要素を実装していく。
非推奨になること
32ビットiOSのサポートを終了予定としている。
Infrastructure
サプライチェーンのセキュリティへの投資を拡大し、インフラをSLSA Level 4に記載された要件に一致させる予定。